2/28/2012

Hash Trash 2012 February 26 烏帽子山頂まであと一歩。最長記録更新ラン

ここ最近めっきり参加者が少なくなっていますが、どうにかハッシュは毎週続けています。しかし要であるヘア(Hare:コースを作る係)を志願する人間がいません。今回も私が買って出てもよかったのですが、研修会のため宿泊先の別府より朝からの参加で、スタートに間に合わない可能性があったため、先週に引き続きピックアップハッシュ(Pick Up Hash:当日の参加者の中から無作為に選出されたヘアが即興でコースを作り、捕まった地点でヘアを交代する方式。どうしても凝ったコースにはならないため、ヘアが見つからない場合の最終手段)としました。参加者はリー、デビッド、ベン、ダン、マット、サチ、レイモンド、トモキの総勢8名。ヘアは当日指名することになっていましたが、前日にダンから「最初のヘアやっていいよ」との申し出があり、しかしそれでは即興の意味がなく、「いっそのこと一人で普通にヘアやってくれよ」とは思いましたが、とりあえずダンからのスタートとなりました。13時47分にヘアがスタート。通常12分待ちのところ、途中でヘアが捕まることが前提のピックアップハッシュの場合、特別ルールで5分後にはハウンド(Hound:追う人達)もスタート。しかも最初の3分は歩きルールも除外され、13時52分いきなりのダッシュ。するとアルバカーキ橋に「マクドナルドへ行け」というふざけた指示。ここから各々のルートでマクドナルド四ヶ町店前に行くと、トゥルートレイルアロー(True Trail Arrow:正しいルートを示す矢印)を発見。国道35号線を横断するコースでしたが、赤信号を待ちきれずトモキは本島町の横断歩道を遠回りして体育文化館方面を目指しました。トレイル(Trail:コースのこと)は須佐神社を通過したところでビアニア(Beer Near:もうすぐゴールまたはビールのサイン)。予想通り陽だまりの丘マンション405号室(ダンのねぐら)でフィニッシュでした。せっかくの高級マンションも埃とタバコの臭いで台無しの部屋ビアストップ(Beer Stop:給水ポイント)となりました。しばらく休憩した後、引き続きダンがヘアを行うか、最初に到着した者が次のヘアになるかの議論になりましたが、捕まった訳でもないし、一番乗りが新人でまだルールがよく分かっていないレイモンドだったため、再びダンがヘアとなりました。さらにはダンの肛門から放出されたガスが充満する部屋(Gas Chamber)から追い出される形となりました。ここからは高梨町方面へ向かいましたが、紅一点のサチへの嫌がらせのつもりかブーブチェック(Boob Check:女性が先にコースを探しに行かなければならないチェックポイント)が多用されました。しかし男性チェックに書き換えられたり、結局はサチに捕まってしまいました。ここでも同じく5分間待ってラン再開。しかしサチは昼間のランでは初めてのヘア。あっという間にリーに捕まってしましました。第4区間は山登り好きのリーがヘアとなりました。再び5分スタート。たかなし公園から長い階段を登り、耀光リハビリテーション病院も通過し、この地点でニミッツパークからの往路としては最長記録更新となりました。ここからはリー得意のシギー(Shiggy:ハッシュ用語。道なき道)に突入しました。竹林雑木林岩場の中を当てもなく進み、何とか抜けると、開通前(工事中断?)の道路へ出ました。後続者の無事も確認しつつ、先へ進むとソングチェック(Song Check:指示された歌を歌わないと進めないチェックポイント)があり、もうそろそろ下りだろうと予想つけましたが、予想に反してさらに登り。しかし登山道をさらに進んだところで、完全に迷ってしまったヘアをデビッドが捕獲しました。すでに2時間が経過していましたので、デビッドと言えどもこれ以上先へ進むことはないだろうと思い、最後の力を振り絞って下りへと向かいました。途中烏帽子岳への登山道を示す標識を発見しましたが、完全に無視して先へ進みました。しかし一向にマーキングが見当たらず、まさかと思いながらも引き返したところ、そのまさかの登山道入口が正解でした。再び激しい登りを前にげんなりと言ったところでしたが、「ここまで来たら山頂まで行くぞ!」と意気込みました。ところが絶景の山頂を期待していたところ、登り詰めた荒れ地からは足場の悪い斜面を下り。再び険しい竹林の中を通って、田代町の集落に出ましたここからは第4区間と重なる地点もありましたが、ようやく快適下り道となりました。ウグイスの鳴き声も聞こえてきました(らしいです)。最後は山手町から名切町を通る最近は何度となく使用したコースを通り、佐世保公園でフィニッシュでした。16時44分のトモキが一番乗りと思いましたが、途中コースを見失ったリーがショートカット(Short Cut:ヘアのマーキングを無視して近道をすること。違反ではないが、あまり望ましい戦略とはいえない)で先回りしていました。フィニッシュの後のお楽しみは勿論ビール(Beer:ハッシュの公式飲料。そもそもハッシュはビールをおいしく飲むために始められたゲーム)。今日はデビッドが岩国でわざわざ買ってきてくれたドイツビール「シェッファーホッファー・へフェ・ヴァイツェン」を最初に頂きましたが、かなり美味でした。先週よりは寒さも弱まり、その後もレイネンクーゲル(クリーミーダーク)、アイスハウス、キリン一番搾り(アメリカ製)とビール三昧。参加料500円のワンコインでビール飲み放題なのもハッシュの魅力です。ただし夏場になればビールの消費量が半端ではないため、ビールのランクを下げざるを得ません。ランは先頭のリーから30分遅れでベンとレイモンドフィニッシュ。しばらく休憩した後、17時30分よりダウンダウン(Down Down:ランの後の儀式。様々な理由で飲まされる)開始。はじめにヘアの人達が次々に飲まされましたが、遅れて来た女性陣(ノバラ、アイ)もサチと一緒に飲まされました。ここで一気飲みを行う際「帽子などの被りモノは取らないといけない」というマナーがあるが、佐世保ハッシュオリジナルのニットキャップは例外というリーの主張が通ってしまいました。その後もいろいろな理由で飲まされ、50回参加のお祝いでダンへはちまきの授与が行われました。レリジャスアドバイザー(Religious Advisor:ハッシュグループの役職の一つ。ダウンダウンで様々な神聖な役割を行う)として、久し振りにトモキがお清めを行いました。18時を回り冷え込んできたため、最後はスイングロー(Swing Low, Sweet Chariot :世界的に導入されている締めの儀式)で終了しました。オンオン(On On:ランの後の食事会)はガッツリ食べに行こうということになりましたが、場所決めのためにグラモフォンに立ち寄りました。ここでも大量のビールがあっという間に消費され、「たまには居酒屋(佐世保ハッシュではほとんど行かない)に行こう」ということで、無難に「和民」に向かいました。たらふくご馳走になったところで仕事帰りのチカが合流して、最後はやまがたパラダイス串揚げ八兵衛で軽く飲んで全行程終了しました。次回のランは3/3(土)月例バートゥーバーですが、ひな祭り企画として女性にヘアになってもらいたいですので、皆さんご協力お願いします。ミネトモキ

2/20/2012

Hash Trash 2012 February 18 極寒の冬日、即興トレイルで逃げ切りラン

欠席表明者が続々と増える中、ヘア(Hare:コース作る人。これがいないと始まらない)の申し出もなく、週末に近づくにつれ次第に不安になっていきました。結局土曜日当日までヘアは見つからず、参加者自体もほとんど見込めず、とりあえずピックアップラン(Pick Up Run:ヘアがいない時の最終手段。当日集まった人の中から無作為にヘアを選び、通常より短い5分間の先行時間が与えられ即興でコースと作るという形式。その後ヘアを捕まえた人が次のヘアになる。通常ランより当然捕まる危険性は高い)を行うこととしました。一方、ネット上ではチカがヘアを「すべき」なのか、「しない」のか、それとも「せざるを得ない」なのかといった、くだらない議論が繰り広げられていましたが、結果的にはチカは仕事で不参加でした。主催者である私トモキも夕方には別の集会に参加しなければならず、ハッシュに参加する意義の大部分を占める「ビール」が飲めないため、あまり乗り気ではなかったのですが、さらに朝からの降雪(特に佐賀地方はかなりの積雪)のため、一層やる気は下がってしまいました。しかし当日の朝デビッドから「ハッシュ用にビール買ってくる必要あるか?」とのメールがあり、とりあえず最少敢行人数の二名の参加は見込めることとなりました。ただ雪の中のランになりそうだったため、いつものフラワー(Flour:小麦粉。マーキング道具の一つ)は使い物にならないだろうと思い、これまで貯めていた小さくなったチョークを細かく粉砕して、雪道シギー用の色付きフラワー(Colored Flour:アメリカの多くの地域では炭疽菌と間違えられないよう色を付けるよう推奨されている)を製作しました。13時半のニミッツパークUSOにはエリックが新人のレイモンドを連れて待っていました。その後ダンとデビッドが合流し、総勢5名の集まりとなりました。ピックアップランの説明をしましたが、何となく私かデビッドが最初のヘアをしなければならない雰囲気となり、渋々デビッドが第1ヘアを名乗り出ました。小雪が舞う中、記念撮影の後、13時47分にヘアがスタート。いつもより早い5分後の13時52分にハウンド(Hound:ヘアを追いかける人達)もスタート。佐世保公園のインターセクション(Intersection:分かれ道)から5方向を探しましたが、なかなか見つからず、かなりの時間を費やしてしましいました。最後に選択した石畳が正解で、私が知る限り初めての佐世保公園からニミッツパーク(治外法権)へのフェンス越えコースでした。ニミッツパーク入口から国際通りを渡り、佐世保中央インター方面へ進みました。ログキット横から階段を登り、海上自衛隊佐世保史料館前のインターセクションから別れて捜索していたところ、早くもヘアが発見されてしまいました。エリックが「ヘアスネア!!(Hare Snare:ヘアを途中で捕まえること。一般的には身体的接触が求められる)」と叫びましたが、デビットは構わず逃げ続けました。エリックは必死に後を追いましたが、途中で断念。後方からトモキが猛チャージをかけて、飛鳥会館前の佐世保グランドベルズ駐車場内でヘアを捕獲しました(14:10)。息つく間もなく第2ヘアとなってスタート。相生町方面へトゥルートレイルアローを書いた瞬間にトレイルを思い描きました。持ち時間が少ない中、チェックバックもしっかり盛り込みました。トレイルは中央保健福祉センターから佐世保市役所を進み、さらに市立清水中学校と佐世保川沿いをひたすら北上しました。そして俵町交差点を横断して、MR北佐世保駅まで辿り着きました。駅前の交差点から、先月デビッドにBTを仕掛けられた仕返しに、花園町住宅街へ登る長い階段を目指しました。体力はかなり消耗しており、何とか階段を登り詰めたのですが、一向にハウンドの気配がなく、張り合いがないため、しばらく待機することにしました。笛の音は遠くに聞こえるのですが、なかなか接近せず待つこと13分。ようやくダンの姿を見つけたため、コース作り再開。特別養護老人ホーム花ぞ野の前のインターセクションから、時間的にはタイトでしたが、階段を登りつめたところにBTを設置しました。本コースは花ぞ野の脇から折橋町へ下り山手町方面へ進みました。ここからも一部先月のデビッドのコースを盛り込みつつ、名切町エリアでは私自身初めて通る道もありましたが、なかなか面白いコースができました。そしてお約束の松浦鉄道の高架下を通り、高梨町方面へ進みました。そしてたかなし公園から墓地を抜けてシギーに突入しました。このエリアも昨年の夏の夕涼みランで下見していました。シギーを抜けて、陽だまりの丘マンション(ダンの居住地。彼にはもったいない程いいマンションです)前のインターセクションから路地を抜けて須佐町へ進み、リビングミュージアムリムから佐世保市体育文化館を抜け、国道35号線に出ました。ここまで来るとフィニッシュは明白でしたので、まっすぐ矢印で誘導し、最初の公約通り15時30分にフィニッシュしました。ほぼ全てのエリアを知っていましたので、厳密には即興とは言えないかもしれませんが、走行距離10.6kmの我ながらグッドトレイル(Good Trail:良いトレイル)だったと思います。程なくして全員が到着、しばらく栄養補給して、雪降る中子供達が元気に遊ぶ佐世保公園でダウンダウンを行いました。今日に限ってはトモキは運転のため、アルコール抜き。発売前のアサヒドライゼロ(酒販店用サンプル。2/21発売)やリニューアルしたキリンフリーの「疑似ビール」で乗り切りました。ダウンダウンでは最初のヘア(全行程の1割以下)、二番目のヘア(ほぼ一人ヘア)が飲まされ、ヘアを捕まえ損ねたエリックも飲まされました。新人のレイモンドの紹介が行われ、ダンは飲み方の模範演技を行いました。しかしこの人数では飲ませるネタがなく、さらにあまりの寒さのため、とっとと終わってしまおうということで、スイングローも倍速バージョンのみを行い、16時45分に終了しました。トモキはその後の別の飲み会へ向かうため、久し振りにオンオンなしで解散の大人しいランとなりました。頑張って駆けつけてくれたチカ、ごめんなさい。次回のランは2/26(日)ですが、またピックアップランの可能性高いです。ミネトモキ

2/14/2012

Hash Trash 2012 February 12 不法侵入につき通報の危険ラン

ニミッツパーク出発にウンザリしていたので、とりあえず早岐スタートを告知していましたが、前日まで肝心のコースは全く決まっていませんでした。一応大まかなプランを立てて、前日の土曜日6時間近く費やしてコースを探したのですが、計画していた山道があまりにも足場が悪かったりと、結局夕方になっても完成しませんでした。その日の探索は諦めて、一旦自宅でグーグルマップで再度コースプランを練り直しました。そして当日ギリギリ、11時前から実際のコースを辿り、何とか形にすることができました。13時にJR早岐駅に行くと当然のごとく無人。参加表明をしていたマキを呼び出し、さらに13時37分到着のJRシーサイドライナーでダン、リー、トモクボさん、ジョン(カナダ人)が合流。今日は人数少ないなあと思いつつ、スタート地点の権常寺公園へ移動。そこで無理言ってビール係をお願いしたデビッドが合流。チカとアイも参加予定ではありましたが、予定の2時を過ぎても現れませんでした。しかし12分待ち時間もあり、ヘア(Hare:追跡される役)は構わずスタート。英語版ハッシュ通信では「マーキングが少ない」など不満も書かれていたため、弁明のためコースの解説をさせていただきます。まずマルキョウ早岐店の裏を通り、セブンイレブンから小森川を渡りました。殉國之霊碑の裏を抜けて広田小学校に出ました。ここではチョーク(Chalk:マーキング道具の一つ。佐世保ハッシュでは基本ツール)ではなく、小麦粉(Flour:マーキング道具の一つ。世界的にはチョークよりも多く使われている)を使用していたためか、見つけられなかったようです。そこからコースはひたすら南下して広田公園抜けて、東部スポーツ広場入口のインターセクション(Intersection:分岐点。通常は3方向程度に分かれるが、ここでは6方向に分かれました)に辿り着きました。いくつか引っかけマーキングを施して、正解はチェックバック(Check Back:元に戻れ)からの田んぼの畦道。さらに進んでの周りを進み、池之神神社下のインターセクションから、民家と犬小屋の間を抜ける道(住民に事前に確認。私道ではないため通過可能)を進みました。しかしその先のミカン農園ではオジサンから「ここは私有地なんだけど」と指摘されましたが、「迷惑はかけないので、今日だけ勘弁してください」と許しをいただき、イノシシ除けのワイヤーを飛び越えて進みました。ミカン畑を抜けて、崎岡の新築アパート地区を進み、県道248号線のP-ZONEが見えてきたところでチェックバック。さらに別のミカン畑に突入しました。ここは私有地であることは明白ではありましたが、午前中の下見では誰にも会わなかったので「日曜日だから農作業は休み」と思い込み、さらにその先の農家の上を通過して、東部スポーツ広場のフェンスを越えても誰一人気付かれなかったので、本番でも同じルートを辿りました。本番ではミカン畑を通過した際、作業中のオジサンに遭遇してしまいましたが、「迷い込んでしまいました」と弁明し、特に咎められることはありませんでした。さらに東部スポーツ広場のフェンスも無事に乗り越えました。その後広田の住宅街を抜け、県道222号線の雑貨屋BULLDOG早岐店前交差点から、ザ・パラダイスガーデンサセボ(うずしお温泉美人の湯)方面へ進みました。ここからは早岐瀬戸沿いに新しく設けられたジョギングコースをひたすら北上。途中泳いで渡ることを想定したコースも設定しました。結局全員がBT(Bad Trail:不正解のコース)を通りました。ジョギングコースを走りきって、スタート地点の権常寺公園でフィニッシュでした。約1時間10分のコースで、個人的には危険度が少なく、多少物足りないコースでしたが、新しいコースは気分転換になったのではないでしょうか。しかし想定していなかったランニング中毒者のジョンの参加があったため、マーキングを少なくして意図的にスローダウンさせようとしたことは認めざるを得ません。時間的にも20分の時間差があったため、次回はもう少し余裕を持って臨みたいと思います。それでもやはり一番でフィニッシュしたのは、まだまだハッシュ初心者のジョン(初参加でリーを捕まえてしまいました)でした。さらに遅れて参加の久し振りロバート、リー、デビッド、チカが先頭集団でフィニッシュ。他の女性陣とダンはさらに30分遅れでフィニッシュでした。この出で立ちで、この人数でしたので、当然ミカン畑で見つかったオジサンに怒られたと思っていましたが、そこでは何のトラブルもなく、実際にはヘアが素通りした東部スポーツ広場横の民家のオバサンが怒り狂っていたとのことでした。ダウンダウン(Down Down:ランの後の打ち上げ)では今回もデビッドチョイスの高級ビール(とは言っても日本のビールより断然安価)を楽しみました。速い人速い女久し振りの人達女性達遅い人など様々な理由で一気飲みさせられました。長い時は3時間程続くこともありますが、今日は1時間で終了(このくらいで十分?)。その後のオンオン(On On:ラン終了後の食事会)は期待通り回転寿司しーじゃっくでした。いつもより早く19時前には解散となり、週末の残り少ない時間ものんびり過ごすことができました。次回のランは土曜日の予定ですが、ヘアをしてくれる人がいません。どなたかヨロシクお願いします。ミネトモキ